バイオリン 練習

速いパッセージが弾けない原因

バイオリンを弾いていて、小節に音符がたくさん入っている時、「あれ?タイミングが合わない…指の準備が間に合わない」と感じる人も多いと思います。

今回は、速いパッセージが弾けない原因についてお伝えしていきます。

今回の動画を見ていただくと、速いパッセージが弾けない原因がわかり、それに基づいた練習方法が分かります。
また、速弾きの時にも役立ちますので、最後までご覧ください。

速いパッセージが弾けない原因(動画解説)

動画で詳細を解説しております。
動画を見て少しでもいいな!と思われた方は高評価やコメント頂けると嬉しいです^^

このようなことありませんか?

動画の一人芝居では、「コンチェルトニ長調No.5第1楽章」から抜粋しております。

例のように、速いテンポで弾くと指がもつれるが、ゆっくりのテンポであれば弾けるという時ありませんか?

よく、「ゆっくり練習をして、徐々に速いテンポにすると弾けるようになる」と聞かれたことはあると思います。

しかし、間違った方法で練習しても残念ながら、速いテンポで弾いても弾くことはできません(汗)

では、なぜ速いパッセージが弾けないのか?の原因についてお伝えしていきます。

速いパッセージが弾きにくい原因は?

速いパッセージが弾きにくい原因は、

ズバリ・・・

無駄な動きをしていることが原因です。

無駄な動きをしていることで余計な時間が生じます。

なるべく不要な動きを取り払う必要があります。

例にもありましたが、ゆっくりで弾けても無駄な動きをするといつまで経っても弾くことができません…

こちらの理由についてこれからお伝えしていきます。

【理由】左指を○○している!

その理由は、左指をパタパタしているということにあります。

パタパタしているという動きは2つあります。

1つ目のパタパタの動きとは? 

まず1つ目は、同じ音が連続して続くときは、指を押さえた状態で保つということです。

例えば、同じ音が何度も出てくる時は、極力弦を指に押さえた状態にしておくと良いです。

指を押さえた状態にすることで、指を離す時間のロスがなくなり、スムーズに音を出すことができます。

また、指をパタパタさせると、音程も安定しないことが多いです。

できるだけ音程も安定させたいと誰しもが思うはずですよね?

でしたら、こちらの指を押さえたままに保つということをお試しください。

同じ音が連続して続くときは、指を押さえた状態にしておく!

2つ目のパタパタの動きとは? 

2つ目は、弦を指から離す場合、左指と指板までの距離を離しすぎないということです。

動画にもお伝えしておりますが、左指と指板までの距離が離れていると、次の音を出すときに指板と弦の距離があるので時間がかかってしまいます。

ですので、なるべく指を離すときはパタパタさせずに、近い距離でスタンバイしておきましょう!

左指と指板までの距離を離しすぎない!

理由がわかったところで、次は速いパッセージの練習方法についてみていきましょう!

速いパッセージの練習方法その1

まずは練習に取り組む前に指のトンネル練習をしてみましょう!

トンネル音階練習について動画でお伝えしておりますので、ご確認くださいませ。

コツは、弦に指を立てて押さえることです。

これは、指が寝ていると、隣の弦に触れてしまい綺麗な音が鳴らないからです。

また、爪が伸びていると、隣の弦に触れてしまうので綺麗な音が鳴りません。

1や2の指がしっかり押さえられるのに、4の指が綺麗な音が鳴らない場合は、以前ご紹介した、ブログ記事をご参考にしてみてください。

小指が安定しない時の3つのコツ バイオリンを練習していると小指で押さえることに苦手意識をお持ちの方はいらっしゃいませんか? なかなか音程が取りづらい指になります...
小指が届かない時の解決方法小指が届かない時の解決方法   練習中、小指が届かないと苦労されたことはありませんか? 小指の4の指で押さえるのが苦手な方も多いは...

1. 弦に指を立てて押さえる

2. 爪が伸びていないか確認

速いパッセージの練習方法その2

こちらは、2つの練習方法があります。

練習1:同じ弦で音が下がる時の練習

音が下がるときは、指板から指が上がります。

その時に、あまり指板から指を離しすぎずに弾く練習をしてみましょう!

練習2:違う弦で音が下がる時の練習

練習1で同じ弦で音が下がる練習で、指を上げる練習に慣れましたら次は、違う弦との組み合わせで弾けるかの練習になります。

特に、1の指から4の指に変わる時に、気を付けながら練習してみてください。

1の指から4の指は距離が開きます。ですので、その分、指を置く時間が空いてしまうことが多いからです。

ぜひお試しくださいませ!

練習1:同じ弦で音が下がる時の練習

練習2:違う弦で音が下がる時の練習

をしてみよう!

練習後のイメージ

今までお伝えした事柄に練習した後のイメージを動画で一人芝居しておりますので、ご覧くださいませ。

少しの練習方法を変えることにより、弾きやすくなります!

私からのメッセージ

今回お伝えしたのは一例になりますが、このように、少しでも無駄な動きをせずに弾けないかということを考えていただければと思います。

一度弾いてみて、弾きにくいと感じた場合は、指を押さえたまま移弦ができないかということもお試しください!

最初は弾きにくい場合も、弾きこなせるようになると、むしろ指をパタパタした方が弾きにくいので、少しずつ練習してみましょう!

以前ご紹介した、速いパッセージが弾けるようになる方法についてご紹介しています。

こちらは、今回の内容とは違う練習方法でお伝えしておりますので、一緒にご覧いただけると理解が深まるかと思います。

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速いパッセージが弾けない原因【まとめ】

さて、いかがでしたか?

今回は、速いパッセージが弾けない原因についてお伝えしていきました。

指をパタパタして動かすと、それだけ時間にロスがあります。

スムーズに弾きたいなら、どのようにしたらスムーズに弾けるかを考えてから弾くようにしましょう!

今後速弾きの曲を弾く時にもご活用できますので、ぜひ練習してみてくださいね!

普段の練習で役立てていただければ幸いです。


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