バイオリンの音は綺麗だけれど、自分で弾くと思っている音が出ない…と悩んでいる方も多いと思います。
今回は、そのようなお悩みの方にお伝えします。
まず、バイオリンの音はコーラスの声と同じとイメージしてください。
コーラスでは伸びやかな歌声、透き通った歌声はありますが、怒鳴った歌声というものはありませんよね?
この怒鳴った歌声はバイオリンでいう、力任せに押しつけて出している音になります。
バイオリンを始めて間もない頃は、この力任せに押しつけて弾くことを大体の人がやってしまいます。
この感覚は慣れるまでが難しいんですよね~
ですので、良い音で弾くためのコツをお伝えします。
バイオリンを弾く時、本体はもちろん、弓も振動して音を出します。
良い音を出すためには、弓を十分に振動することが前提です。
しかし、右手で持つ弓に力を入れ過ぎてしまうと、力で押さえ込まれて逆に振動されなくなってしまいます。
ある程度力を入れて振動させる必要はありますが、入れすぎるとコーラスでいう「怒鳴った声」になってしまいます。
では、ここで弓の力加減を比較するために、まずはこの3つの音を出してみましょう。
・力を入れ過ぎて弾いた時の音
・力を少し入れて弾いた時の音
・力を全然入れずに弾いた時の音
この3つを一度、ボーイングで構いませんので音を出して試してみましょう。
どの音が一番綺麗な音になりましたか?
「力を少し入れて弾いた時の音」が綺麗な音になりますね。
この「力を少し入れて弾いた時の音」の感覚を掴むのが難しいので、例の3つの音を弾いて比べてみてください。
すると、自然と力加減もわかりますよ~
ぜひ、弓の力感覚を今一度見直してみましょう!
力を少し入れて弾いた音がキレイな音になる。
感覚を掴むためにも、ご自身で弾き比べてみましょう!
「バイオリンでキレイな音を出したい」ということは、誰しもが思うことです。
ただ、良い音を出すのが難しいとお悩みの方が多いのも事実です。
まずは、なぜ良い音が鳴らないのか、原因を見つけることが大事です。
よくある原因の1つをご紹介しましたので、ぜひ参考にしてみてくださいね!