クラッシックを普段弾いていると、ポップス音楽も弾いてみたいと思う人もいらっしゃるのではないでしょうか?
レッスンでは、テキストや教本で普段習っている人も「情熱大陸が弾いてみたい!」や、「今流行りの曲は弾いてみたい」と思われている人も多いと思います。
ですが、ポップス曲を弾いてもこのようなことはありませんか?
「楽譜通りに音は出せたけれど、なんか違うな?」
「何が違うかわからない…」
今回は、意外と知られていない、ポップス音楽特有の弾き方についてお伝えしていきます。
今回の記事をお読みいただくと、クラッシック音楽との違う弾き方をマスターいただき、ポップス曲を弾くときに取り入れていただけますので、ぜひ最後までご覧ください。
ポップス特有の弾き方【3つのテクニック】(動画解説)
動画で詳細を解説しております。
動画を見て少しでもいいな!と思われた方は高評価やコメント頂けると嬉しいです^^
【結論】ポップス特有の弾き方とは?
では最初にポップス曲特有の弾き方とは、どのような弾き方かお伝えします。
それは・・・
グルーヴ感を出して弾くこと
です。
こちらの理由についてこれからお伝えしていきます。
そもそもグルーヴ感って何?
クラシック曲とポップス曲の違いについてある程度わかっていても、弾いてみると「なにかが違う」と感じる人も多いと思います。
その原因は、グルーヴ感を出していないからです。
ここで、グルーヴ感って何?と思われている人のために分かりやすくお伝えすると、ノリと思っていただければと思います。
そもそもクラシック曲には、グルーヴ感という言葉は使わないです。
ですので、いざポップス音楽を弾く時は苦労されるという人が多いです。
グルーヴ感を出すために必要な3つのテクニックをご紹介
では今からグルーヴ感を出すために必要なテクニックを3つご紹介します。
1つ目:アクセントに意識する
まず1つ目はアクセントに意識するという弾き方です。
これは楽譜にはアクセント記号が書かれていないですが、ご自身で判断してアクセントを付けることで、音に動きが生まれます。
実演を動画でしておりますので、ご覧くださいませ。
イメージとしては、平坦な音楽ではなく、山が連なっている音楽になります。
2つ目:裏拍を意識する
次は、裏拍を意識するということです。
こちらもクラシック音楽にはあまり出てこないリズムの取り方です。
裏拍を取って弾くということは、ジャズでもよく弾きます。
特に最近の令和のポップス音楽は、このような裏拍を取るリズム曲が多いので、リズムを取る訓練も必要になります。
3つ目:弓にスナップを効かせる
3つ目は、弓にスナップを効かせるという弾き方です。
こちらもクラシック音楽では弾かない奏法です。
弓を弦に押し当て、ガリッと弾く弾き方です。
こちらは、情熱大陸の冒頭部分で動画で実演しておりますので、ご覧くださいませ。
弓にスナップを効かせることで、曲に躍動感と迫力が増します。
私はクラシック音楽から学んだので、この奏法をマスターするのに時間が掛かりました。
音はもちろん綺麗に弾くことが前提ですが、綺麗に音を出すことに意識しすぎると迫力に欠けます。
ですので、「多少雑音が入っても良いわ!」くらいの心構えで弾くと弾きやすくなるかと思います。
クラシックとポップスのリズムの違いとは?
クラシックの場合は、リタルダンドでだんだんゆっくりになって、アテンポで元通りになどよく出てきますよね。
わかりやすく言うと、曲のリズムに揺れが出てきます。
その反面、ポップスはリズムが一定です。
ですので、ドラムなどの一定のリズムを刻んでいる音源を聞くとリズム感が取りやすくなります。
音源と合わせて弾いてみるということも全体が仕上がってきた段階でやってみましょう。
こちら以外に、以前ポップス編として、運指やボーイングの決め方の記事も書いております。
こちらと合わせてお読みいただくと、より理解が深まりますのでご覧くださいませ。
ポップス特有の弾き方【3つのテクニック】【まとめ】
いかがでしたか?
今回は、ポップス曲特有の弾き方の3つのテクニックについてお伝えしていきました。
ポップス曲特有の弾き方とは、グルーヴ感を出して弾くことが大切です。
ポップス曲を演奏するためには、様々なテクニックが必要になりますので、生徒さんやレッスンでもっと詳しくお伝えしております。
今回は、以下の3つのテクニックをご紹介しました。
最初は弾きづらいと感じると思いますが、曲を何度も聴きながらリズムを取って練習してみましょう。
躍動感のある弾き方をするためにも、ぜひチャレンジしてみてくださいね。