バイオリンを練習しても上達しない、弾けるようにならない、レベルが上がらない…
とお悩みのお声を読者さまより頂きます。
その大体の原因はズバリ「練習法」です。
あなたは、練習しているのに、全然上手くならない…と感じたことはありませんか?
今回は、やってはいけない練習法についてお伝えし、
具体的な効率の良い練習法をご紹介します。
あなたは普段どのような練習をされていますか?
普段の練習はどのようにされていますか?
大体の方が、音階練習で準備体操され、その後曲に入っていくというパターンですね。
では、音階練習、曲の練習はそれぞれどのようなメニューで練習されていますか?
実は練習メニューが、上達において運命の分かれ道になります。
やっていはいけない陥りやすい練習法
例えば、曲を練習する時、最初から最後まで通して弾いて練習するという練習法です。
あまり上達が感じれられないとお困りの方は、曲を通して弾いています。
自身の弾ける箇所を弾くと気持ち良いですよね!
そのお気持ちわかります!!
ですが、弾ける箇所を練習するより、弾けない箇所だけの練習を何度もすべきです。
私が生徒さんにお伝えしていることですが、
3回曲を通して弾くなら、苦手な部分練習を10回した方が弾けるようになる
ということ。
曲を通して弾くには限界があります。
1ページほどの短い曲であればそれほど体力は消耗しませんが、
楽章が何楽章も続いている長い曲となると、スタミナが持ちません(笑)
せいぜい、3回通して弾くと、もう疲れてしまう…
なんてことがあります。
仕上げの段階であれば問題ありません。
しかし、部分練習の大切さはいつでも変わりません。
もしあなたが今、曲を通して弾く練習をされているのなら、
普段の練習法を見直すべきです。
効率よく練習しないのなら!
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同じ時間を練習に使うのなら、やはり効率的に練習したいですよね?
がむしゃらに弾くことが練習ではありません。
練習メニューを決めて練習することで、効率の良い練習ができます。
そして、濃い練習をすることで上達率もアップします。
では具体的にどのような練習法をすれば良いの?という方のために
具体例を用いてお伝えしていきます。
具体的な練習法とは?
まず、ご自身の苦手な小節に印をつけます。
苦手箇所を洗い出すことはとても重要な作業です。
そして、その小節をテンポを落として弾いてみます。
毎回躓く小節を練習の度に、10回程練習します。
次に、同じ小節を通常の速さで弾いてみます。
こちらも先程と同じ10回程練習します。
そのうちに、だんだんと弾けるようになってきます。
すると次は、躓く小節の前後をスムーズに弾けるかを練習します。
こちらも、毎回の練習で10回程練習します。
このように繰り返して練習すると、苦手な箇所は克服できます。
わかりやすく書き出すと以下の手順になります。
苦手な小節、フレーズの洗い出し
↓
苦手な小節をテンポを落として弾いて練習
(毎回の練習で10回は練習)
↓
苦手な小節を通常の速さで弾いて練習
(毎回の練習で10回は練習)
↓
苦手な小節の前後をスムーズに弾く練習
(毎回の練習で10回は練習)
こちらをワンセットとします。
ワンセットで30回弾くことになりますね。
ご自身の印をつけた小節分、何セットあるかを確認し、ひたすら繰り返します。
このように練習をすると、苦手箇所が克服でき効率の良い練習ができます。
やってはいけない練習法【まとめ】
いかがでしたか?
あなたの普段の練習法は大丈夫でしたか?
もし時間をかけて練習していても変化がないという人は、
この機会に練習法を変えてみてはいかがでしょうか?
同じ時間を練習に使うのなら、効率よく上達できますよ!
ぜひお試しください!
こんかいの ご指摘 大変 参考になります。
ありがとうございました。 横浜 松井 正國 77歳。
バイオリンを始めて、4ヶ月が経ちました。4の指がなかなか届かず少々落ち込んでいました。
肘の使い方で届くようになるとのこと、有り難うございます。
音程を取るのって凄く難しいですね。一年は何とか続けたいと思います。こんごとも宜しくお願いします。