最近のレッスンで、練習してきていないお子様の生徒さんがいらっしゃいました。
あることをお伝えした結果、現在は毎日練習されるようになりました。
さて私は一体何をお伝えしたのでしょうか?
今回は、練習時間が取れない人に向けてお伝えしていきます。
なぜ練習していないのか?
練習してこない生徒さんに私はなぜできなかったのかを尋ねました。
すると「忙しかったから」と返答が。
詳しく聞いてみると、毎日習い事が詰まっているスケジュールでした。
私が子供の時も月曜日から土曜日までスケジュールが詰まっている生活を送っていました。
ですが、バイオリンとピアノの練習は時間を見つけてやっておりました。
ただ、自分から進んでというよりは、
母に口酸っぱく言われてようやく練習するという感じでした…汗
練習すると時間を忘れて練習しているのですが、練習するまで腰が重いタイプでした。
こちらの生徒さんは平日のスケジュールは忙しいとのことでしたので、
1日のスケジュールをヒアリングしてみました。
問題点1:時間をうまく有効活用できていない
ヒアリングした結果、この生徒さんの問題点は2つありました。
まず1つ目は、時間をうまく有効活用できていないということ。
こちらの生徒さんは、「時間がない」と言っておりました。
ですが、考えてみてください。
時間は誰もが平等に与えられています。
1日24時間というのは、みんなが平等にあります。
私はその生徒さんにこう言いました。
「時間は自分で作るものだよ」と。
1日のうちで何時からバイオリン練習をすると決めて習慣化させることです。
例えば、外出から帰ってくると、手洗い、うがいを当たり前のようにするように、
継続して続けていたら、逆にしない方が気持ち悪くなりますよね?
バイオリンの練習も同じことで、継続し、習慣化させることが大切です。
問題点2:練習できる環境作りが確保できていないこと
次に2つ目の問題点は、練習できる環境作りができていないこと。
特にお子様は自分から進んで練習できる子は多くありません。
これは私がそうだったように、お子様はなかなか自分から練習するのが難しいです。
やらないといけないと分かっていても、重い腰を上げることができません。
こちらは保護者様の協力が必要不可欠です。
練習できる環境というのはとても大切です。
バイオリンのお稽古は、レッスンに来るだけでは残念ながら上達しませんし、
進度も遅くなります。
ご自宅での練習がとても大切なお稽古です。
ですので、保護者様には練習にお付き合い頂くようにお願いしております。
音楽知識がない保護者様でも、レッスン中ご一緒に聞いて頂き、
練習にお付き合い頂いている保護者様がほとんどです。
そして、ご自宅での練習のお声掛けがとても大切です。
実際に保護者様に今回のことをお伝えしご協力頂きました。
すると、こちらの生徒さんは毎日少しずつ時間を決めて練習されて、
前回の仕上がりと格段に違っていました!
練習できていない時はレッスン中弾いていても、しかめっ面で弾いていましたが、
自宅練習をしてレッスンに来られると、自信に溢れて弾いていっしゃり、
笑顔になっています!
モチベーションも上がって、同時に上達もできますね!
私がレッスンでお伝えしていること
これはバイオリンだけに言えることではありません。
学生さんであれば、テスト勉強、部活との両立、受験勉強、就職活動など
大人の方であれば、仕事の納期、プロジェクトの締め切り、子育て、介護など
お忙しい時間の中でも、時間はみんなが平等にあります。
その中で、できる人とできない人は、
普段から習慣化できているかに大きな違いがあるといえるのではないでしょうか?
私はバイオリン教室の講師をしておりますが、
このような時間管理について今後も人生の中でずっと役立ちますので、
特にお子様の生徒さんにはお伝えしております。
バイオリンだけを学ぶのではなく、
バイオリンのお稽古から今後役立つ「生きる力」も同時に身に付けていただきたい
と思っております。
練習時間がとれない人は○○○していない【まとめ】
さて、いかがでしたか?
今回は特にお子様向けの記事でしたが、
大人の方も習慣化させることは同じことがいえます。
習慣化させるには、時間を自ら作り出すことが大切です。
もし、時間がなくて練習できない…という方は、習慣化させてみましょう!