バイオリン購入していざ弾いてみようと思って弾くと、音が鳴らなくてビックリされたという人もいらっしゃるかと思います。
バイオリンを購入したものの、「音が鳴らない」という最初の壁が立ちはだかります。
このような人のために、今回は購入後に必ずやるべきことについてお伝えしていきます。
この記事をお読みいただくと、音が鳴らない原因と解決法がわかり、すぐに実践いただけますので最後までご覧頂ければ幸いです。
バイオリン購入後に音が鳴らない時の原因(動画解説)
動画を見て少しでもいいな!と思われた方は高評価やコメント頂けると嬉しいです^^
【結論】音が鳴らない原因は?
では、最初に音が鳴らない原因をお伝えします。
音が鳴らない原因は・・・
松脂を塗っていないからです!
バイオリンをご購入して初めて弾いた場合は音が鳴りません。
それは、新品の弓は張り替えたばかりの毛になるからです。
ですので、通常の松脂の塗り方と少し違ってきます。
では、今から詳しく深掘りしてお伝えしていきます。
音が出る仕組みとは?
最初ご購入したばかりの弓は、毛を張っているだけと思ってください。
弓の毛はツルツルしています。その弓の毛を弦と擦っても音が鳴りません。
弓の毛に松脂を付けることで、松脂の粒子が弓の毛に入り、その粒子と弦を擦り摩擦で音が鳴るという仕組みになっています。
ですので、弓の毛に傷をつける必要があります!
張り替えた弓の松脂の塗り方
では、張り替えた弓の松脂の塗り方をお伝えしていきます。
まず注意点としては、ご購入をされた人は、松脂も新品という人は多いと思います。
ですので、松脂の表面もツルツルしています。
そのツルツルした松脂の表面を、張り替えたばかりのツルツルした面の弓の毛に塗っても、松脂も粒子が付かないことが多いです。
ですので、松脂に少し傷を付けて塗る必要があります。
紙やすりがありましたら、松脂の表面で擦ったり、カッターなどで少し松脂の表面を傷を付けると、松脂から粉が出てきます。
ですので、ご購入後の場合は、こちらの松脂に傷を付けるということをお試しください。
通常の松脂の塗り方は、弓の毛に松脂を2往復くらい擦るだけで大丈夫です。
ですが、購入した直後や、弓の毛を張り替えた後は念入りに松脂を塗る必要があります。
今からお伝えする以下の3つを順番にお試しください。
1. 小刻みに動かして塗る
元弓から先弓まで、小刻みに松脂を動かして塗りましょう。
2. 全体に馴染ませる
小刻みに塗れましたら、次は2往復くらい全体に馴染ませる塗り方で塗りましょう。
こちらは、通常の松脂の塗り方で大丈夫です。
3. 一度弾いてみて滑る部分を再度塗る
1〜2まで塗れましたら、一度バイオリンを弾いてみましょう。
弾いてみて、滑る箇所があったり、音が出にくい箇所があった場合は、その部分を念入りに再度松脂で塗っていきましょう。
松脂が塗りにくい部分
松脂を塗っていると、塗りにくい部分が出てくるかと思います。
よく言われているのが、元弓の部分と、先弓の部分です。
中弓の真ん中部分は塗りやすいので松脂は付きやすいのですが、それ以外の部分はどうしても塗りにくい部分になります。
ですので、元弓だけを小刻みに塗ったり、先弓だけを小刻みに塗ってみましょう。
意外と知られていない松脂の塗り方ワンポイント
バイオリンを弾く時に少し傾けて弾くこともあります。(ご自身側に傾ける)
通常は、弓の表面に松脂を塗りますが、弓の傾ける面側にも松脂を塗ってあげることをお勧めしています。
詳しくは動画でご確認くださいませ。
松脂を塗りすぎた時の対処法
最初松脂を塗った場合は、塗る量の加減が分からない場合もあると思います。
松脂が塗りすぎるという場合は、バイオリンを弾くと白い粉が舞ってしまうと塗りすぎになります。
もし、塗りすぎた場合は焦る必要はありません。
松脂が塗りすぎた時は、ティッシュで拭き取ってあげましょう!
バイオリン購入後に音が鳴らない時の原因【まとめ】
いかがでしたでしょうか?
今回は、バイオリン購入後に音が鳴らない時の原因についてお伝えしました。
ご購入した直後は、松脂を念入りに塗ることをしてみましょう!
その時に、あえて松脂に傷を付けて松脂の粉を出してから塗ると良いです。
ぜひ参考にいただければ幸いです。