あなたは、バイオリンを弾かれている時、
泣くほど悔しい思いをされたことありますか?
大人でしたら、泣くとまではいかないかもしれませんが、
それでも「悔しい!」という気持ちになった経験はありませんか?
私の教室の生徒さんは、お子様でしたら、
「泣くほど悔しい」思いを経験されている子がほとんどです。
例えば、自宅で練習してうまく弾けたのに、レッスンではうまく弾けなかった時。
2回、3回弾きなおしても、弾けないと、
自分でも納得できないという顔をして、涙をポロポロ流されます。
合格もらえると思っていた曲がもらえなかった時、泣かれる生徒さんもいます。
最近ですと、発表会前のレッスン時。
リハーサルでピアノ伴奏と合わせ、ボロボロの生徒さんがいました。
とても落ち込んでおり、後々お母様よりお聞きしたのですが、
みんなに分からないように隠れてトイレで泣いていたようです。
うまく弾けなかったのが悔しかったようで、その後自宅で猛練習されました。
猛練習のおかげでその生徒さんは、本番でバッチリと弾かれていましたよ!
大人の方でも練習しても思うようにうまく弾けなかった時。
「悔しい…」という気持ちも持たれます。
私が小さい時、レッスンでは涙を流さなかったですが、
自宅での練習中、涙を流しながら練習していた記憶が蘇りました(笑)
練習中やレッスン中、泣くことは悪くありません。
それだけ、真剣に練習しているという証拠ですから!
逆に「悔しい」という気持ちを持たれない方は要注意です。
そのように思うと、私の教室の生徒さんは、熱心な生徒さんが多いなと感じております。
悔しさをバネに、「さらにがんばろう!」と思うか、
「苦しくて辞めたい」と思うかが分かれ道だと思います。
これは習い事だけに関わらず、色々な場面で役立つと私は思っています。
例えば、お仕事で嫌なことがあって、
「もう辞めたい」と思うか、
「もっとがんばるぞ!」と思うか。
受験勉強でなかなか思うような成績が出せない時、
「諦めて第2希望、第3希望の学校でいいやー」と思うか、
「いやいや、ここからが勝負だ!自分の行きたい学校に行くぞ!」と思うか。
様々な場面で、選択肢が出てくるかと思います。
私はバイオリンの技術はもちろんですが、
レッスンや練習中で、「悔しい」という気持ちを味わって
今後の練習や、他の色々な場面で役立つということも
これからも生徒さんに伝えていきたいと思っております。
こちらをお読みのあなたも、ぜひ「悔しい」という気持ちをバネに
バイオリンの練習に励んで、さらにステップアップしていただければと思います。