バイオリン 楽器

松脂アレルギーの3つの対処法

バイオリンを弾く人は、松脂をお持ちですよね?

松脂は、バイオリンの弦と弓を滑らかに滑らせるために使用します。

この松脂ですが、まれにアレルギーを起こすことがあるようです。

今回は、あまり知られていない、松脂アレルギーの人のための松脂についてご紹介していきます。

「私は大丈夫かな?」とチャックいただければと思います。

松脂アレルギーの3つの対処法(動画解説)

動画を見て少しでもいいな!と思われた方は高評価やコメント頂けると嬉しいです^^

松脂アレルギーの記事を書こうと思った背景】

私は今まで、松脂のアレルギーを持っている人に出会ったことがないので、松脂アレルギーという言葉には無縁でした。

しかし、バイオリン教室を主宰して色々な生徒さんを見るにつれて、松脂アレルギーの疑いがある生徒さんもいらっしゃいました。
その生徒さんをきっかけに、松脂アレルギーについて調べる機会がありました。

松脂アレルギーとは、花粉症のように、松脂に反応する人はいらっしゃるようです。

松脂アレルギーを疑う項目

では、ここで松脂アレルギーを疑う項目をお伝えいたします。

楽器を弾くと、以下の症状がある場合です。

・咳が出る

・くしゃみが出る

・手荒れがひどい

バイオリンを弾いているときに、症状がある場合は、松脂アレルギーの可能性があります。

松脂の仕組みとは?

松脂は、弓の毛のキューティクルの隙間に粉を入れます。

それを現に引っ掛けて音を出す仕組みになっております。

松脂は簡単にいうと、毛を荒れさせる為のものになりますので、皮膚につくと肌の滑りが悪くなります。

また、油分や水分も吸われてしまうので、手指が荒れてしまうということになります。

松脂アレルギーの具体的解決を解説

では、松脂アレルギーの人はどのように解決したらいいの?という人のために、3つの解決法をご紹介します。

1.バイオリンを触る前後によく手を洗う

2.直接、松脂を手で触らない

3.専用の松脂を使う

1.バイオリンを触る前後によく手を洗う

まずこれは、松脂アレルギーとは関係なく、楽器を触る前後でよく洗うのは基本になります。

松脂アレルギーの人は敏感に反応されますので、よく手を洗う必要があります。

2.直接、松脂を手で触らない

松脂を直接手で触ると、敏感に反応してしまいます。

ですので、松脂に包まれている布で手を触るようにしてください。

また、弓の毛を直接触ると、松脂の粉が手に付きます。

敏感に反応するので、直接、松脂を手で触らないようにしてみてください。

3.専用の松脂を使う

松脂アレルギーの人はこちらの方法が一番効果があると言えます。

専用の松脂を使うと書きましたが、松脂といいましても、実は松脂ではありません。(ややこしいですね…)

素材は、「ハイドロカーボン製」になっており、松脂素材を使用していないため、アレルギーを起こしにくいといわれています。

その松脂がClarity(クラリティ)です。

詳しくはこちら

こちらは、アメリカ製になりますので、専門の楽器店ではすぐに購入できますが、取り寄せの店舗も多いようです。

 松脂アレルギーの方のために、このような製品が開発されているんですね!

もし、今までの松脂を使っていましたら、その松脂の粉を払う必要があります。

一番良い方法は、弓の毛替えを行ってから使う方法が確実です。

弾き終えたら両手を水又は石鹸等でサッと洗ってください。

(洗わずに目や鼻をさわると刺激があるという人もいらっるので、)

もし、バイオリンを弾いて、「鼻がムズムズする」「手が痒くなる」などの症状がありましたら、松脂アレルギーの可能性もあります。

病院で松脂アレルギーと判定されましたら、この「クラリティ」を使う必要がありますね。

もし、今までの松脂を使っていましたら、その松脂の粉を払う必要があります。

一番良い方法は、弓の毛替えを行ってから使う方法が確実です。

松脂アレルギーの3つの対処法【まとめ】

いかがでしたでしょうか?

今回は、松脂アレルギーについてお伝えいたしました。

バイオリンの松脂アレルギーの方のために

松脂アレルギーの疑いのある人は、以下を試してみましょう!

1.バイオリンを触る前後によく手を洗う

2.直接、松脂を手で触らない

3.Clarity(クラリティ)を使う

もしお困りの人がいらっしゃいましたら、少しでもお役に立てれば幸いです。


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