梅雨の時期になると、ジメジメ嫌な時期と思われている人も多いと思います。
人間では気圧の関係で頭痛になるという人もいらっしゃいますよね。
人間同様、バイオリンにとっても特に梅雨の時期は注意が必要です。
今回は、梅雨の時期に役立つアイテムについてご紹介したいと思います。
楽器を良い状態に保つためには?
あなたは、楽器を良い状態に保つためには何が良いと思いますか?
答えは「室内の湿度を保つこと」です!
でも、いつも室内の湿度を保つことってできないですよね…
部屋の湿度に気を付けたとしても、外出時に持ち歩いたりしますし…
そんな時に良いアイテムがこちらです↓↓↓
こちらは、楽器専用の除湿剤です。
よくお菓子にシリカゲルが入っているのを見られたことありますよね?
そのシリカゲルの楽器バージョンと思っていただければと思います!
弦楽器用除湿剤の4つの役割とは?
私が使っている弦楽器用除湿剤の「ドライフォルテ」
こちらは大きく分けて4つの効果があります。
以下、簡単に説明していきますね。
1.調湿
吸湿力を調整してあるので、適度の感想はせず、楽器ケース内を適正湿度に保ってくれる役割があります。
2.防カビ
防かび剤が入っているのでカビの発生を防ぐ効果があります。
3.防錆
弦や金属部分のサビを防ぐ防錆剤が入っています。
4.消臭
消臭剤の配合により、楽器ケースの不快なニオイを取り除く役割があります。
以上の4つの役割があります。
梅雨の季節には嬉しい、調湿の効果もあります!
弦楽器用除湿剤の使い方&取り替え時期
私が使っている弦楽器用除湿剤に「ドライフォルテ」の使い方で説明します。
まず箱を空けると、小袋に分かれておりますので、透明の小袋を開けます。
楽器本体や弦に触れる場合は、付属の緑の保護袋に除湿剤を入れて、テープで封印します。
白い面を上にして、楽器ケースに入れて保管するだけです。
(写真右側が小袋、左側が緑の袋に入れた状態)
楽器ケースに入れておくだけなので特に何もする必要がありません。
取替え時期は、薬剤が緑色に変色して、ゼリー状の粒が出てくると取り替え時期のようです。
大体、3~4ヶ月位で替えております。
私が弦楽器用除湿剤を使っている理由
以前は弦楽器用除湿剤というものは使用しておりませんでした。
ですが、年代の古い楽器を持っていた時、表板が割れてしまったことがあります。
リペアマン曰く、オールドやモダン楽器に多いのですが、湿度によって割れてしまうことがあるようです。
新作バイオリンをお持ちの方は湿度によって割れることは少ないと思います。
ただ、年代の古いバイオリンをお持ちの方は除湿剤を使われることをオススメします。
除湿の効果もありますが、防カビや防錆、消臭効果もあります!
ですので、バイオリンお持ちの方全員が持っていてもよいと私は思います。
ケース内に入れておくだけですので、私はお守り代わりに入れております(笑)
私が使っているドライフォルテを購入したいという方はこちらよりご覧くださいね!
「良い環境はケースの中から」と言われますが、本体だけでなく楽器ケースの中にも気を配るようにしましょう!