「バイオリンを綺麗な音で出すコツは何ですか?」 という質問をよく生徒さんから頂きます。
まず、綺麗な音とは、音が潰れていない音ですよね。
バイオリンを初めて弾く方にもお伝えしていることがあります。
それは、まず力を抜くようにすることが大切です。
とはいったものの、力を抜く加減が難しいですね…
今回は、微妙な力加減を抜く方法についてお伝えしていきます。
バイオリンを構えると、どうしても体が固まってしまいます。
ですので、まず力を抜く必要があります。
① 何も持っていない状態で右手をブラブラさせます。
そうすると、必然的に右腕の力が抜けます。
力が抜けた状態で、弓を右手で持ちます。
② 弓の重さの感覚に慣れるために、上下運動をします。
上から下へゆっくりと弓を持ったまま右手を動かしていきます。
上から下、下から上を5回ほど動かしてみましょう。
③ ②同様に、左右運動をします。
こちらも上下運動同様に、右から左、左から右へゆっくりと弓を持ったまま5回ほど動かしていきます。
すると、右手で持っている弓の重さの感覚が掴めます。
④ 左手でバイオリンを構え、バイオリンを弾いてみてください。
この時、「ギギーッ」と音が鳴ると、右腕に力が入っております。
ですので、右手の握力を少しずつ抜いていきましょう。
力を抜きすぎても今度は音が不安定になります。
一通り弾いてみて、綺麗な音が鳴る時は、どのくらいの力加減が良いのか探ってみましょう!
みなさん、最初はバイオリンを持つと、固まってしまい、力が入ってしまいます。
すると、音が潰れてしまいます。
しかし、今回お伝えした4ステップの方法を繰り返し行うことで、右手で弓を持つ感覚が掴めてきますので、是非一度お試し下さいませ♪