皆さん、バイオリンを弾いている時に、爪が伸びていると弾きにくいと感じたことはありませんか?
爪を伸ばしてレッスンに行くと、先生から「爪を短く切ってください」と注意受けることもあるかと思います。
今回は、バイオリンを弾く人の知っておきたい、適切な爪の長さについてご紹介させて頂きます。
以前、NHK様より取材をいただきましたのでその記事も同時にご紹介させて頂きますので、最後までご覧くださいませ。
バイオリン弾く人、爪どう切っている?
では、以前NHK様よりご紹介いただいた記事になります。
バイオリン教室開講当初、爪についてのブログ記事を書いておりました。
その記事を目にして頂いた担当者様より今回連絡がありました。
バイオリンを弾く人にとって、爪はどうなっているのか?など色々ご質問いただき、回答させて頂きました。
その記事はこちらになります。詳しく記事全編をご覧になられたい方はご覧くださいませ。
「爪どう切っている?深爪にリスクも…爪切りについて専門家に聞いてみた」
爪を短く切る理由
私の爪をご覧いただいた方は、「短い」と感じられた人も、「長い」と感じられた人もいらっしゃると思います。
個人によって様々だと思いますが、私の普段の爪の長さはご覧いただいた長さになります。
まず、爪を短くする理由は、バイオリンを弾く際に弾きやすくするためです。
これは、自分側のメリットと客観的に聴いた時のメリットの2種類あります。
自分側のメリット
これは、自分自身バイオリンを弾く時に弾きやすいからです。
例えば、爪が伸びている場合、隣の弦に当たってしまうため、どうしても指が指板に寝た状態で押さえてしまうことになります。
そうすると、変な癖が自然と付いてしまたり、また、移弦が激しい曲やパッセージの速い曲になると弾けなくなります。
また高いポジションで弾く場合、ファーストポジションと違い、指板から弦の距離が離れてしまうため、強い圧力で弦を押さえる場面も出てきます。
ですので、爪を短くする必要があります。
客観的に聴いた時のメリット
先程は自分側のメリットをお伝えしましたが、客観的に聴いた時のメリットもお伝えします。
これは、音色が違うという理由が大きいです。
例えば、爪が伸びていると、弦に押さえる指が寝てしまうため、弱々しい音になったり、浮いたような音になり、綺麗な音が鳴りません。
そのため、音色にも影響してきますので、爪を短く切る必要があります。
どのくらい爪を切ったら良いの?
今まで爪を短くするメリットをお伝えしました。
では、どのくらいの爪の長さに切ったら良いのかについてお伝えしてきます。
手のひらをご自身側に開いて頂き、外側の爪が見えない範囲を目安と思っていただければと思います。
よく「深爪するまで切った方が良いですか?」とご質問いただくのですが、深爪はしなくても良いです。
これには私の深爪失敗談があります…
私の深爪失敗談
私が小学生の頃、バイオリンを弾いているので、親から「爪を短くしなさい」と言われ続けてきました。
ですので、爪を短く切っているとある時、深爪してしまいました。
その時は、「あっ、切りすぎたな…」と軽く思っていたのですが、バイオリンの練習をすると「痛っ!痛すぎて弾けない(泣)」という状態になりました。
弦に指を当てると、力が入るので、深爪の指に痛みが走りました。
案の定、練習という練習ができず…
このような失敗した経験から、私なりの爪の長さを探し始めました。
大切なのは、ご自身の弾きやすい爪の長さで!
「バイオリニストは爪を短く切るべき!」ということで短くされている奏者が多いと思います。
私自身爪を短く切っているのですが、あまり短くしすぎると自分自身にとって弾きにくいため、先程お伝えした、手のひらを開き、外側の爪が見えない範囲を目安という結論に落ち着きました。
人から見ると私の爪の長さを見て「もう少し短くするべき!」と思われるかと思いますが、個人差もありますので、ご自身の弾きやすい爪の長さと客観的に聴いて綺麗な音色を探していただければと思います。
以前ご紹介しました記事に、バイオリンあるあるの中に爪についてお伝えしていますので、ぜひこちらの記事と一緒にご覧くださいませ。
バイオリン弾きの爪はどう切ってる?【まとめ】
さていかがでしたでしょうか?
今回は、バイオリンを弾く人にとって適切な爪の長さについてお伝えしました。
「弾きにくいな…」と感じられましたら、爪を切ると解決する場面もありますので、ぜひご参考にいただければ幸いです。
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