移弦が苦手な人のためのコツ
「移弦が苦手なんです…」という方は多いように感じます。
実際、私のレッスンに来られている生徒さんも移弦が苦手な方は多いです。
今回は、移弦のコツについてお伝えしていきます。
なぜ移弦が苦手な方が多いのかと言いますと、弦を移動する時にキーキー音が鳴ってしまうからです。
あのキーキー音、嫌ですよね… 汗
まず、移弦のポイントは2つです。
① 各弦の角度関係を知る
② 右手の動かし方を理解する
では、①の「各弦の角度関係を知る」からご説明します。
弦はG線、D線、A線、E線と並んでおります。
この4本はそれぞれ、弓で弾く時の角度が違います。
弦と弓の角度関係はこちらです。
E線<A線<D線<G線
A線を弾く角度と、G線を弾く角度は全然違います。
G線を弾く時の方が、A線を弾く時に比べて、肘をぐっと上げて弾かなければなりません。
各弦の角度関係を意識することが大切です!
次に、②の「右手の動かし方を理解する」の詳細です。
指先、手首、肘、肩を一緒に動かすことをイメージしましょう。
そのためには、右の脇の下からぐいっと上げるのがコツです!
すると、指先、手首、肘、肩が一体となり動かしやすくなりますよ。
移弦の練習をする時には、どうしても、左指の押さえる弦を集中して見てしまいがちです。
しかし、移弦は右腕がカギとなります。
練習前に、ボーイングでダウン、アップを繰り返し弾くと理解しやすいです。
そうすると、各弦の角度や動かし方のコツがつかめますよ。
ぜひ、この2点を確認しながら、実践してみましょう!