バイオリンで和音を弾く時、なかなか音が思うように出ない…とお悩みの方はいらっしゃいませんか?
そのような方のために、今回は和音の弾き方のコツについてお伝えしていきます。
前回は、重音のコツについて解説していきました。
まだお読みでない方はこちらよりご覧くださいませ。
今回は、和音の弾き方のコツについて説明していきます。
まず、2つの音を同時に弾く重音に対して、和音は3音以上鳴らすことになります。
ですので、2音を弾く重音に比べて難易度が高くなるのです。
では、いったい和音を弾く時、どのような点に気を付けると良いのでしょうか?
私がお伝えしているのは、まず和音を2つに分けて考えましょうとお伝えしています。
いったいどういうことかと言いますと、わかりやすく例でお伝えしますね。
この和音を弾く時です。
「ソ」と「ミ」「ド」に分けます。
「ソ」はG線の開放弦ですよね。
「ミ」はD線の1の指、「ド」はA線の2の指です。
G線の開放弦はすぐに弾けるので置いておきます。
「ミ」と「ド」の重音の練習をします。
重音の弾き方のコツはこちらの記事をお読みくださいませ
「ミ」と「ド」の重音の練習をして弾けるようになったら、先程の開放弦の「ソ」を加えます。
「ソ」(単音)を弾いた後に「ミ」「ド」(重音)を弾く練習をしてください。
こちらが弾けると、最終段階に 入ります。
弓のスピードを速め、滑らかに弾いてみましょう!
すると、和音が完成します。
弦の角度上、3音同時に弾くことはできません。
ですので、ポイントは2つに分けて練習することをイメージしてみてください。
2音を弾く重音と比べて、和音は弓の角度が激しく動きます。
ですので、和音を弾く時は、勢いも大切にして弾くようにしましょう!
大きく2つに分ける
重音(2音)の練習をしてから、和音の練習をする
弓のスピードを速めて勢いよく弾いてみる!
今回は3音の和音についてお話ししましたが、4音、5音になっても基本考え方は同じです。
ぜひ、試してくださいね♪