バイオリンには弦が張ってありますが、調弦をする時やバイオリンを弾いている時は、常に重力がうずまき側に掛かります。
ですので、バイオリンの駒が不安定になっていると、バイオリンの駒が倒れてしまうことがあります。
バイオリンと駒の正しい角度は90°です
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ただし、不定な場合、コチラが左側に倒れてしまうことがあります。
頻繁に倒れてしまうことがありませんが、バイオリンを長い間弾いていると、駒の角度が違ってくる場合があります。
そのまま放置していると、最悪、駒が2つに割れてしまったり、バイオリンを支えている魂柱が倒れてしまう場合があり、大掛かりな修理をする必要があります。
ですので、正しい駒の位置に直す必要があります。
まず、駒を直す前に、4本の弦を全て、少しだけ緩めましょう。
弦を張ったままの状態で駒を直すと、駒が割れてしまいますので、くれぐれも注意してくださいね。
万が一、駒が倒れてしまった時にバイオリンに傷が付かないよう、テールピースの箇所にガーゼなどを挟んでみてください。
そして、バイオリンの弦に駒を入れ込んでいきます。
この時、駒は両手でしっかりと持ち、90°の向きになるように慎重に駒を立ててください。
このような手順でゆっくりとされると、バイオリンの駒を立てることができます。
ただし、今までに一回も駒を直したことのない方は、バイオリンの先生や楽器店の方に見てもらってください。
自分で無理やり直してしまうと、駒が割れてしまう恐れがあり、大変危険です。
最後に、おさらいです。
① 4弦全て、少し緩めましょう
② バイオリンの弦に駒を両手で入れて、90°になるように慎重に調節していく
※バイオリンの駒を直したことのない方は、必ずバイオリンの先生や楽器店の専門家に見てもらいましょう!
もしご自身でされる方は、自己責任でお願いしますね。
くれぐれも慎重に行ってください!