スラーをつけて弾いていると、音が途切れてしまうことはありませんか?
特に8音で弾くスラーのように音符がたくさん入っている時に、「あれ?おかしいな?」と感じる人も多いと思います。
今回は、音が途切れない弾き方【スラー編】をお伝えしていきます。
こちらの記事をお読みいただくと、音が途切れてしまう原因がわかり、どのようにして弾くと音が途切れないかが分かります。
普段の練習にも役立てていただけますので、ぜひ最後までご覧ください。
音が途切れない弾き方【スラー編】(動画解説)
このようなことありませんか?
動画の一人芝居では、ザイツの「コンチェルトNo.2第3楽章」から抜粋しております。
例のように、音符がたくさん入っていて尚且つ、スラーがついているフレーズについて弾きにくいと感じる時はありませんか?
音を繋げて弾きたいのに、音が途切れてしまう…ということもあるかと思います。
では、なぜスラーで弾く時に途切れてしまうのでしょうか?
次は原因についてお伝えしていきます。
スラーの時に音が途切れてしまう原因は?
スラーの時に音が途切れてしまう原因は、
ズバリ・・・
最初に弓を使いすぎてしまうことが原因です。
言い換えますと、弓が足りなくなってしまうことが原因になります。
弓が足りなくなってしまうと、音が途切れてしまいます。
こちらの理由についてこれからお伝えしていきます。
【理由】弓の○○を考えて弾いていないから!
その理由は、弓の配分を考えて弾いていないということにあります。
例えば、2音スラーの時は弓を半分に分け、1音と1音で弾きます。
同様に、4音スラーの時は2音と2音、8音スラーの時は4音と4音というように、弓の配分を考えて弾く必要があります。
多くの人は、最初に弓を使いすぎてしまう傾向にあります。
ですので、弓が足りなくなってしまいます。
そうは言っても…このような時ありませんか?
ここまでお読み頂いたあなたは、頭では理解されていると思います。
ですが、実際バイオリンで弾いてみると「そんなに上手く弾けない!」というのが本音ではないでしょうか?
では、ここから2つのコツをお伝えしていきます。
音が途切れない弾き方1つ目
まずは練習するときは、弓を大きく使うことを意識しましょう!
全弓を大きく使って弾くことが重要です。
また、最初にスピードを上げないということがコツです。
なぜなら最初に弓をたくさん使うと、弓が足りなくなってしまい、音が途切れてしまうからです。
そして、ダウンとアップ共に全弓を使って弾く練習もしてみましょう。
弓の使い方について動画でお伝えしておりますので、ご確認くださいませ。
音が途切れない弾き方2つ目
2つ目は、長いスラーの後に注目するということです。
音符の数に惑わされず、弓のスピードをコントロールする必要があります。
元弓または先弓を大きく使い、その中で、弓の速さを調整して弾く練習をしてみましょう。
こちらについても動画で詳しくお伝えしておりますのでご覧くださいませ。
お伝えしました2つのコツを意識しながら練習してみてくださいね!
また以前、「音が途切れてしまう時の根本原因」の記事を書いております。
こちらについては、今回とは別の視点からお伝えしておりますので、一緒にご覧いただくと理解が深まりますのでご覧くださいませ。
練習後のイメージ
今までお伝えした事柄に練習した後のイメージを動画で一人芝居しておりますので、ご覧くださいませ。
少しの練習方法を変えることにより、弾きやすくなります!
音が途切れない弾き方【スラー編】【まとめ】
さて、いかがでしたか?
今回は、音が途切れない弾き方【スラー編】についてお伝えしていきました。
音が途切れてしまう原因は、最初に弓を使いすぎてしまうことが原因です。
ですので、弓の配分を考えて弾くことが必要です。
そのためには、今回お伝えした2つのコツを意識して練習してみてくださいね!
今後曲を弾いていると、音符がたくさん入ったスラーも出てくると思います。
その時にも使っていただける内容ですので、ぜひ今回のことを練習いただければ幸いです。