思ってた音と全然違う音、鳴ってる… その原因とは?
指を押さえてるのに、「思ってた音と全然違う音を鳴っていた…」
今回は、そんなあなたのために解説していきます。
例えば、「ソ」の音を出したいとします。
指番号が「3」なので押さえているのに、なぜか、「レ」の高い音が出てしまう…
あれっ、おかしいな…
ということはありませんか?
開放弦(ボーイング)の練習が完璧になった次の段階として、「1」「2」「3」「4」の指を押さえていく練習 に入ります。
するとだんだんと曲も弾けるようになってきます!
ただ、最初は指を押さえるのに必死になって、指番号を見てしまう方も多いのではないでしょうか?
すると、冒頭の例であげたように、同じ「3」の指でも、「ソ」が「レ」になってしまう のです。
これは、弦が違いますよね。
「ソ」はD線で「レ」はA線です。
なので今回のように、同じ指番号でも音が違って出てしまったんです。
もしこのように、違う音を出してしまう方は、指で覚えようとされています。
確かに指番号をなぞるだけでも曲は弾けます。
しかし、後々色々な曲を弾いてみたいと思うなら、指番号で覚えてしまうのは危険です。
なぜなら、その曲しか弾けなくなり、応用がきかなくなるからです。
ではどうやって練習すれば良いのかをお伝えしますね。
曲を弾く前に、音階練習をしてください。
もしG線からE線まで「1」から「4」の指まで弾けるようになったとします。
すると、「ソ」(0の指)から「シ」(4の指)までの音階練習をしましょう。
今まで、指の練習をする時に、練習はされていると思います。
ですが、D線からE線までまとめて音階練習することで、音の高低が理解しやすくなります。
もちろん、まだG線まで進んでいないという方は、D線の「レ」(0の指)から音階練習してみてくださいね。
各弦の音関係の表を以下に記しておきますので、ぜひ参考にしてみてください♪
開放弦 | 「1」の指 | 「2」の指 | 「3」の指 | 「4」の指 | |
G線 | ソ | ラ | シ | ド | レ |
D線 | レ | ミ | ファ | ソ | ラ |
A線 | ラ | シ | ド | レ | ミ |
E線 | ミ | ファ | ソ | ラ | シ |
※開放弦・・・何も指を押さえない状態のこと。「0」の指ともいう。
詳しい説明は、「バイオリンの音階ってどうなっているの?」の記事をご覧ください。
では、今回のおさらいです。
★指番号でバイオリンを弾いてしまわないためには?★
1 各弦の音関係を理解する
2 曲を弾く前に、音階練習をする
※あなたの進み具合により、各弦から始めてください
このように音階練習すると、指の体操にもなりますので、一石二鳥です!
ぜひお試しくださいね。