あなたは良い音楽というのはどのような音楽だと思いますか?
「綺麗な音程で弾くこと?」
「間違わないで弾くこと?」
今回は、中級者向けの方に、良い音楽についての私なりの考えをお伝えしていきます。
良い音楽とはどのような音楽?
普段あなたの好きな音楽やお気に入りの奏者さんを思い浮かべてください。
きっと、あなたなりの良い音楽の定義が見えてくると思います。
たまにどのような音楽を良いのかを聞くと、
「音程が外れていない」
「間違わないで弾いている」
とおっしゃられる方がいらっしゃいます。
ですが、私はそうではないと考えております。
私が思う良い音楽とは
果たして、間違わずに弾くことや正しい音程で弾くことが良い音楽といえるのでしょうか?
技術面はもちろんですが、私は曲と向き合う姿勢によって変わるのではないかと思います。
例えば、曲を弾くにしても、
「どのような想いで弾いているのか?」
「どのような感情で弾くべきなのか?」
「聴いている人にどのように伝えたいのか?」
というように考えるのが、より良い音楽を作ることができるのではないかと思います。
同じ曲を弾いても違う音楽になるのは当然!
同じ曲を聴いていても、弾き手によって変わることがあります。
あなたは不思議に思われたことはありませんか?
ですが、これは当然のことです。
現在、AIやコンピューター音楽が発達しておりますが、
楽譜を提示して同じ音楽になるとつまらない音楽になります。
また、同じ音楽だと面白くありませんよね…
例えば、演奏会などは、周囲の環境によっても変わります。
奏者の当日のコンディションや会場の温度・湿度・雰囲気など。
しかし、その環境の中で弾くので、二度と表現できない曲になるのです。
そして、味わい深い音楽や心に響く音楽、臨場感が生まれるのではないでしょうか?
ですので、音楽は生演奏だから心に響く音楽になるのではないかと思っています。
ご自身の音楽と向き合う方法
あなたの好きな奏者さんはどのように弾いていますか?
「表情豊かに弾いている」
「楽しそうに弾いている」
「心に響く演奏をしている」
など様々感じられると思います。
良い音楽とはこのように相手を想って弾いているというのも大切だと感じます。
まずは、あなたが想う曲のイメージについて考えてみましょう。
最初はざっくりで構いません。
「悲壮感漂うように弾くのか?」
「楽しそうに弾くのか?」
これだけでも構いません。
その後、色を付けていけば良いのです。
音楽に正解はありません。
だから面白いのです!
ご自身の想うイメージでどのように伝えたいのかを考えて弾くことをお試しください。
良い音楽とはどのような音楽?【まとめ】
今回は、中級者向けの内容となりましたが、
良い音楽について私なりの考え方についてお伝えしました。
技術やテクニックが上手でも、曲の内面部分を抜けていると良い音楽にはなりません。
多少失敗しても、心に響く演奏をする方が私は素敵だと思っています。
現在初心者の方は、そこまで考えられないよ…と思われるかもしれませんが、
良い音楽は技術面だけではないことを覚えておいてくださいね!