バイオリン 練習

やってはいけない練習法

バイオリンを練習しても上達しない、弾けるようにならない、レベルが上がらない…

とお悩みのお声を読者さまより頂きます。

その大体の原因はズバリ「練習法」です。

あなたは、練習しているのに、全然上手くならない…と感じたことはありませんか?

今回は、やってはいけない練習法についてお伝えし、

具体的な効率の良い練習法をご紹介します。

 

あなたは普段どのような練習をされていますか?

普段の練習はどのようにされていますか?

大体の方が、音階練習で準備体操され、その後曲に入っていくというパターンですね。

では、音階練習、曲の練習はそれぞれどのようなメニューで練習されていますか?

実は練習メニューが、上達において運命の分かれ道になります。

 

やっていはいけない陥りやすい練習法

329390
では、陥りやすい練習法は以下になります。

 

例えば、曲を練習する時、最初から最後まで通して弾いて練習するという練習法です。

あまり上達が感じれられないとお困りの方は、曲を通して弾いています。

自身の弾ける箇所を弾くと気持ち良いですよね!

そのお気持ちわかります!!

 

ですが、弾ける箇所を練習するより、弾けない箇所だけの練習を何度もすべきです。

私が生徒さんにお伝えしていることですが、

3回曲を通して弾くなら、苦手な部分練習を10回した方が弾けるようになる

ということ。

曲を通して弾くには限界があります。

 

1ページほどの短い曲であればそれほど体力は消耗しませんが、

楽章が何楽章も続いている長い曲となると、スタミナが持ちません(笑)

せいぜい、3回通して弾くと、もう疲れてしまう…

なんてことがあります。

 

仕上げの段階であれば問題ありません。

しかし、部分練習の大切さはいつでも変わりません。

もしあなたが今、曲を通して弾く練習をされているのなら、

普段の練習法を見直すべきです。

 

効率よく練習しないのなら!

1270157

同じ時間を練習に使うのなら、やはり効率的に練習したいですよね?

がむしゃらに弾くことが練習ではありません。

練習メニューを決めて練習することで、効率の良い練習ができます。

そして、濃い練習をすることで上達率もアップします。

では具体的にどのような練習法をすれば良いの?という方のために

具体例を用いてお伝えしていきます。

 

具体的な練習法とは?

71121.女性,上半身1
例えば、曲を練習する場合。

まず、ご自身の苦手な小節に印をつけます。

苦手箇所を洗い出すことはとても重要な作業です。

 

そして、その小節をテンポを落として弾いてみます。

毎回躓く小節を練習の度に、10回程練習します。

 

次に、同じ小節を通常の速さで弾いてみます。

こちらも先程と同じ10回程練習します。

そのうちに、だんだんと弾けるようになってきます。

 

 

すると次は、躓く小節の前後をスムーズに弾けるかを練習します。

こちらも、毎回の練習で10回程練習します。

 

このように繰り返して練習すると、苦手な箇所は克服できます。

わかりやすく書き出すと以下の手順になります。

 

苦手な小節、フレーズの洗い出し

苦手な小節をテンポを落として弾いて練習
(毎回の練習で10回は練習)

苦手な小節を通常の速さで弾いて練習
(毎回の練習で10回は練習)

苦手な小節の前後をスムーズに弾く練習
(毎回の練習で10回は練習)

 

こちらをワンセットとします。

ワンセットで30回弾くことになりますね。

 

ご自身の印をつけた小節分、何セットあるかを確認し、ひたすら繰り返します。

このように練習をすると、苦手箇所が克服でき効率の良い練習ができます。

 

やってはいけない練習法【まとめ】

いかがでしたか?

あなたの普段の練習法は大丈夫でしたか?

もし時間をかけて練習していても変化がないという人は、

この機会に練習法を変えてみてはいかがでしょうか?

同じ時間を練習に使うのなら、効率よく上達できますよ!

ぜひお試しください!

 


RELATED POST
バイオリン 練習

バイオリンの弾きやすい曲の見つけ方

2015年1月12日
りりバイオリン教室 (奈良・生駒・オンライン)
弾きやすい曲の見つけ方 前回は、初心者が弾きやすい曲について、お伝えしました。 「初心者が弾きやすい曲とは?」 聴いたことのあるフレーズの曲を弾くと、完成スピードが上がるこ …
バイオリン グッズ

バイオリン練習に役立つアイテム

2022年7月19日
りりバイオリン教室 (奈良・生駒・オンライン)
バイオリンの練習をしていて、仕上げの段階に入った時、音源と合わせて弾くと楽しいですよね! ですがこのようなことありませんか? 音源と合わせたいのに音源の音量が小さい …
バイオリン メルマガ読者限定

効率の良い3ステップ練習法とは?メルマガ読者さん限定【音声付き】

2015年12月9日
りりバイオリン教室 (奈良・生駒・オンライン)
このコンテンツはパスワードで保護されています。閲覧するには以下にパスワードを入力してください。 パスワード:  …

POSTED COMMENT

  1. 松井 正國 より:

    こんかいの  ご指摘 大変 参考になります。
    ありがとうございました。 横浜 松井 正國 77歳。

  2. フルート より:

    バイオリンを始めて、4ヶ月が経ちました。4の指がなかなか届かず少々落ち込んでいました。
    肘の使い方で届くようになるとのこと、有り難うございます。
    音程を取るのって凄く難しいですね。一年は何とか続けたいと思います。こんごとも宜しくお願いします。

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です